NINE INCH NAILS@新木場スタジオコーストDay3

アレッサンドロ&アイラン&ロビン「( ゚д゚)・・・」

さて、千秋楽の三日目です。本来なら3月1日のタイで行われるフェスに出演予定だったのですが、政情不安定につき中止なって急遽日本で追加公演が行われる運びに。(前2日がソールドアウトにつき追加という体裁ですが、仮に会場を抑えていても渡航の都合上翌日に出国して当日にタイで公演は不可能だと考えられます。)
僕自身もなんとか都合をつけて到着出来たので安堵しましたがw 19:10分ぐらいに会場入りしてフロアを見渡すと7〜8ぐらいは埋まってましたね。恐らく今日来たのはコアなファンじゃないかと思ってました。2階席はカーテンで封鎖されてフロアのみって感じに。客入りはこれぐらいの方がゆとりがあってちょうどいい感じ。大体日本のハコは入れすぎ詰め過ぎ(ry

  • SET LIST

1.All Time Low
2.Sanctified
3.Disappointed
4.The Beginning of the End
5.Came Back Haunted
6.Echoplex
7.Various Methods of Escape
8.Survivalism
9.Me, I'm Not
10.The Warning
11.Copy of A
12.The Great Destroyer
13.Find My Way
14.Only
15.Hand Covers Bruise※
16.Beside You in Time
17.Gave Up
18.Hurt
19.1,000,000
20.The Hand That Feeds
21.Head Like a Hole
Social Networkのサントラの曲

  • 感想




アレッサンドロのソロ(3日続けて全部同じとは・・・)があっという間に終わり、気怠いイントロからやはり新作からAll Time Lowからスタート。一曲目からこれを持ってくるか―と思いつつ、やっぱりラストでYou get me closer to god!って歌ってははーんという気分に。ATLやるって事はCloserやらないんだよなぁと寂しい感じも。海外ではCloser Snippet(クローサーの断片)なんて呼ぶ向きもあるそうで。そしてSanctifiedへときて、また新作からDisappointedをプレイ。初日と三日目と聴いて思ったのですが、これはNINなりのハウス・ミュージックだろうと。ヘドバンとかよりも横揺れで踊りたくなる感じに近いかな。そしてまたしても
ハイパー胸タンバリンタイム!

でした!w
ここから前日はやれなかったThe Beginning of the Endまでずっとタンバリンタイムだったような気がします。奴は筋肉で音をナラシテイルンダ!
そのTBOTEですが、歯切れのよいアイランのドラミングが魅力的。そしてギターを抱えつつタンバリン職人(ry この辺から様子見だったファンも前に押し寄せてくるようになりましたね。
ほーん、ほーん、ほーんてっ!とのコールと共にCame Back Hauntedをプレイ。ここでも大きな盛り上がりを見せていました。コピオバとホンテドはもはやテン年代おけるNINのクラシックソングですね。
続いてプレイされたのがミニマルかつポップなナンバーのEchoplex。バンドにおける繊細な部分が垣間見える曲だったようにおもえます。(でもホントのところはDisciplineやって欲しかったなぁ。)
それから新作よりVarious Methods of Escapeを。ややベース分とビート感が音源に比べて弱かったような・・・ 後半の生ドラム入りは良かったですが。これは次のツアーでも調整されるでしょう。そろそろ最終日だしはっちゃけたいなーと思ってた矢先に来ましたSurvivalismが!近くにいたノリの良い外人と共謀してモッシュピット発生させましたよ!やるときゃやるぜ!と、ウルトラハッピー!な気分になりつつMe, I'm NotThe Warning(未だにMy violent heartと間違える・・・)と続きます。なんだかこの日はエレクトロニックな曲中心だなぁと油断したところでCopy of A!中弛みしないようセットの流れを考えてるなーと関心。そしてトレントが歌の入りをミスっていたw おいおい頼むよ〜日本はリハ会場じゃないんだよ〜(苦笑)ここでもウボァーモッシュピット生成に躍起になってた私。(ここでピットを作るときは人を無理やり押した方がいいと覚える)
さて、ここで珍しくYear Zero収録のThe Great Destroyerをプレイ。前回の単独来日は2007年の5月頃で、ちょうどYear Zero発売直後で数曲しかやらなかったのですよ。だからこの曲は貴重なわけで。要するに本邦初っていう。だがしかしここで問題が。
テテテテテテン、テテテテテン、Say you name,Try to speak as clearly as you can. You know everything gets written down〜♪と歌ったところで突然の演奏中止。これには他のメンバーも
アレッサンドロ「( ゚д゚)・・・」
アイラン「( ゚д゚)・・・」
ロビン「( ゚д゚)・・・」
トレント「何も聞くな、やっちまったみたいだ」
ヽ(´Д`;)ノアゥア… これは・・・トレントが歌詞を忘れた? スタッフが出音をやらかした? それともライティングが気に入らなくてトレントが止めた?(リハと違う!とか。)真相は闇の中に・・・w  ステージ向かって右に居たスタッフに何やら話しかけに(どやしに)行く鬼軍曹。昔だったらマイクスタンドフルスイングだったかもしれない(;´Д`)
仕切り直しで再度プレイしても皆好意的に受け入れていた模様。トレントが一通り歌いきった後あっさり奥に引っ込んだアイランとロビンに思わず笑いましたが。
ロビン「アカン、トレントごっつうキレとるで・・・」
アイラン「ほな関わらんとこ・・・」
と思っていたかは分かりませんが!メンバーが弾いたあとは鬼軍曹の独壇場。ハイパーノイズDJタイム

ノイズの雨に撃たれましょ!とでも言わんばかりに削岩ノイズに攻め立てられまくりましたw これはとても良かった。しくじった怒りをそのまま音に(ry
会場が感触的なライティングに包まれてFind My Wayへ。終盤でトレントがギターでシューゲイジングしてたのが強く記憶に残っています。Hurtと歌詞がリンクするこの曲ですが、歌詞よりもそのまま音に浸っていたい。そんな気分にさせてくれました。

Onlyを挟んで初日と同じくHand Covers Bruise〜Beside You in Timeの流れで。冒頭部分が流れた時には歓声が上がっていました。皆把握していたのでしょう。(やっぱりコア層が集まっているな?)この先のツアーでもこの流れはセットになるのでしょうね。音が波状のごとく攻め立てるライブアレンジは結構好きですな。
ここまでエレクトロニックな曲が中心でしたが、漸くバンドサウンドで聴かせるセットにシフト。Gave upでもモッシャ―が増えてきましたね。女の子も果敢にも突入していて微笑ましかった記憶。そしてHurtがプレイされたしもう終わりか?と思いきや即座に1,000,000をプレイ。不意打ちを食らってちょっとビックリw ピョンピョン飛び跳ねつつエンジョイ。ラストのThe Hand That Feeds〜Head Like a Hole定番二曲をやり終えてこの日のライブは終了。終わってしまった・・・

  • 雑記&総括

単独公演としては七年ぶりとなる日本ツアー。といっても新木場スタジオコースト3Daysですが。所謂視覚効果に頼らず、生の(包み隠さず裸の)音でNIN2014としてスタートを切りました。人によってはいろいろ意見が別れるとは思いますが、現在進行形のバンドとして十分すぎるほどにアピールしたんじゃないかと思いますよ。エレクトロニックなサウンドを中心に置きつつ、そしてバンドサウンドとしての熱量をも冷めることなく送り込んでいたかと。新作からの曲も大盛り上がりだったですしね。重ねて言いますけど新作の曲が好評なのが本当に素晴らしい。なんかファンの若返りが始まっているのかな?実際フジ(の動画)で初めて見てファンになった方も多いみたいですし。最少人数の四人で演奏するということでそれぞれ緊張感を持ってプレイされていたわけで、ややスリリングなきらいもあったような。曲によってはアレンジ変えた方がいいんじゃない?と思うところもありましたが・・・w そこは鬼軍曹の指導の元、ビルドアップしてくるでしょうね。
今回のセットは
初日→新作をフォローアップした最新セット
二日目→新作からの配曲を封印しクラシックナンバーで固めたセット+HTDAのサプライズ
三日目→新作をフォローアップしつつもエレクトロニック曲を中心としたセット
ってな感じですか。やっぱり3日間行ってワンセットだったように思います。まぁ、平日に3日間も行けって普通に考えれば無理ゲーw まぁ、行ったけどな(白目 これだけbベテランアーティストだと選曲が難しいのもおもおも承知ですが、また次回にでも。来てくれよ!?
あとメンバーについても触れておきましょう。トレント(・レズナー)は相変わらずガチムチ鬼軍曹だった。変な袴っていうか褌っていうか何だあのファッション。カバディみたいなムーヴしよって!あと胸タンバリン職人。はー、俺も体鍛えよ・・・ 次、アレッサンドロ(・コルティーニ)。シンセやらアナログ機材やらパーカッションやらギターもベースもせわしなくこなしていたのですが、特に記憶に引っかかることがない・・・ あれですか、縁の下の力持ち的なあれですか。それともサウンドをまとめる屋台骨みたいな。多分に貢献度は多かったでしょう(投げやり でも手を振ったら手を振り返してくれたので最高にナイスガイ。その次。アイラン(・ルービン)。ハイパーマルチアフロプレイヤー。シャープシューターなドラマー。(特にLetting Youは秀逸)そしてタンバリン係。そしてロビン(・フィンク)ですよ。変な髪型に変な服装に変な動きw(ここでロビン・フィンク過激派は思考停止する) それでもGave upの締めやCame back Hauntedの中盤のギターパートはむちゃくちゃかっこよかった。後者はあの前後に揺れつつ弾いてるっていうアレね。

まぁ、なんか取り留めの無い感想になってきてしまったな・・・w なんていうかさ、アレだよ、
また来てね!いつまでも待ってるよ!

こんなところで締め。最後に買ったものでもうp。

初日に戻る
二日目に戻る
おっと手が滑った