パシフィック・リム

ロボットvs怪獣のガチバトル!!

ロケットパーンチ!!

オレたちの分かってるオタクことギレルモ・デル・トロ監督最新作!!ということで見に行ってきましたよ、っと。
以下あらすじと感想。

  • あらすじ

時は2013年8月10日。太平洋(パシフィック)からヤツらが現れた!
怪獣だ!!

太平洋の海底の裂け目から現れた怪獣は街中をめちゃくちゃに破壊していく。なんとか軍隊が撃退に成功したものの、被害は甚大なものになってしまった。そこで太平洋沿岸(パシフィック・リム)のあらゆる国々が過去のいざこざを忘れ団結し、人類の英知を結集してある怪物を創りだした・・・ そう、
イェーガーを!!

この巨大な人型兵器イェーガーにより、人類は勝利を収めることに成功。しかし一部で疲弊を招いていたのも事実であった。
時は過ぎ、2025年。アメリカ製のイェーガー、ジプシー・デンジャーパイロットであったローリー・ベケットチャーリー・ハナム)は五年前の戦いで辛くも怪獣に勝利したものの、その時に兄を亡くしていた。それと同時にイェーガーも大幅に大破して廃棄処分とされていた。心に深い傷を負っていたローリーは、怪獣との戦いから退いてアラスカの対怪獣防護壁の建設現場に身を隠していた。そんな頃にかつての上司であるスタッカー・ペントコスト司令官(イドリス・エルバ)がローリーの元を訪れる。一度は司令官の復帰要請を断るものの、強い要請により復帰を決意。
ところ変わって香港の防衛拠点。2024年の戦略変更により(イェーガー製造よりも防護壁建設に方向転換となっていた)唯一の拠点となっていた場所に、一人のイェーガー研究者がローリーとペントコスト司令官を出迎える。森マコ(菊地凛子)と名乗る女性は、かつて廃棄処分とされたジプシー・デンジャーの改修作業の指揮を執っていた。新たに改造も施し、自身もイェーガー搭乗を夢見て訓練していた。そこから紆余曲折を経て、ローリーと共にジプシー・デンジャーに搭乗することになる(イェーガーは基本二人で操作する)。
それから間もなく太平洋沖の裂け目に核弾頭を放り込んで裂け目を閉じる作戦が開始されることになったが、タイミングが悪い時に香港へ怪獣が二体強襲してきた!
無事作戦を遂行出来るのか!?

人類の運命は如何に!?

  • 感想

何がどうとかいうよりとにかく
最高!

デル・トロ監督が思い描く中2&ボンクラスピリットをそのまま映像化出来たことにまず驚き。今日本が特撮ものをやろうとすると安っぽいB級映画になりがちだけど(そこが良い場合もあるが)、流石はハリウッドクオリティ。物凄いスケールの映像が迫ってきて唖然。冒頭に出てきた怪獣のアックスヘッドのデカさ&恐ろしさ&かっこ良さたるや! でもまぁ多種多様な怪獣が出てきますけど、もうちょっと個性が欲しかったかな。大体見た目が一緒で区別が付きづらかった苦笑 それでもオオタチが〇〇してパッカーン!となるところはゴジラを見てきた身としてはウオオオオ!!!!!とならざるを得なかったですけども。
それと後は各国のイェーガーがかなりディテールが凝ってて、それぞれ必殺技などの特色があって格好良かったですね。ジプシー・デンジャーのエルボー・ロケットや、ロシア製イェーガーであるチェルノ・アルファハンマー・パワーなど。それと中国製イェーガーのクリムゾン・タイフーンの必殺技の雷雲旋風拳は何がなんだかよくわからないがとにかく凄い!感に満ちてて最高でしたねw
それとね、イェーガーが出動したり必殺技繰り出したりする時にお決まりのBGMが流れてかっこいいんだこれが!こういうベタなのも今となっては古臭いというか珍しく感じられますが、逆に有りだと思います!
後忘れてはならないのがジプシー・デンジャーのOSのオペレーションヴォイスが人気ビデオゲーム、Portal2のGLaDOS(CV:エレン・マクレイン)声だったこと!監督がゲームの大ファンだったからだそうですが、僕もこのゲームが好きでそのシーンではずっとニヤニヤしてしてましたwww あの声で言われると、ねぇ?w
そして凄いのがオタク特有のクドさとかが感じられないこと。これだけオリジナルのストーリーを作り上げたため、無駄に細部にこだわりすぎて事前情報を知っておかないとストーリーに入り込めなかったりとかするわけですが、そういうのが全く無いんですよね。そういう間口を広くしたさじ加減は本当に絶妙だと思いました。もう一つは萌えとかお色気などそういった要素を出来るだけ避けていたことですかね。最近の日本は特に萌え路線などが有りがちでねぇ・・・失笑 後者の方は出来るだけ配慮してシーンを差し替えたりもしたそうです。そういうわけでも全年齢向けだし家族で見ても安心!っていうね。
後はなんだろうな、そうだ森マコ役の菊地凛子について。この人の演技についてはどうでもいいのですが、訓練シーンの殺陣が妙に決まってて。なんでも肉体トレーニングを四ヶ月の週五でやってたそうな。食事制限も有りで。日本だと映画のために体つくりって馴染みがないような気がするので、そこは素直に好感が持てました。
もう一つは森マコの幼少時代を芦田愛菜ちゃんが演じてて。劇中でセリフが無くてほぼ泣いてるか笑ってるかの2つしかないのだけど、限られた中での感情表現の起伏が凄まじいのなんの。ほぼ表情だけで演技してて、この子マジで天才子役感あって恐れ入ったわw
まぁなんか感想を書きだすと切りが無い気がしてきたのでとりあえずこの辺で。とにかくこの映画を体験したいなら、
劇場で見よう!

チェーン・ソード!