Sonar sound Tokyo 2013@新木場ageHa/studio coast

スペインはバルセロナ発、ミュージック+アート+テクノロジーの祭典Sonar sound Tokyo2013に行って来ました。去年に引き続き。この日は生憎の雨は愚か、暴走低気圧が日本列島に接近してて会場にたどりつけんのかこれ?と思いましたがなんとか着。(しかし靴は濡れた・・・)

開場してから見たいアクトまで時間に間があったので、Sonar Complexというフロアで噂のH△SHTAG$というドキュメンタリーを見てました。ほぼ毎日の様に音楽ジャンルが増え続けていて、いろいろ勉強になった(小並感 いや、だって自分の音楽レンジ範囲外だし・・・w ベースミュージックとか興味あるけど、別にラップもそんなに聴くほうじゃないし、Vapor wave(Tumblr wave)も大してそんな(ry ええと、次行こう・・・

以下右から見た順。

Sherwood & Pinch / LFO / Alec Empire(DJ set) / Actress / John Talabot(途中から)

  • John Talabot

スペインのDJということで(あんまりよく知らない)。体感的にジワジワくるようなチルウェイヴテイストが以外にも心地よかった。踊らせるというよりもゆっくり横揺れされる感じ。明るめ曲調と言われると別段そんな感じではなく、やや哀愁漂うメランコリックな感じがインディーロックファンにもウケてるのかなと思ったり。(The xxのサポートに起用されてたのも納得。)初っぱなとしてはまぁまぁよかった。

  • Actress

続いてはActress。かのWire誌で年間ベストにも輝いた「R.I.P」を引っ提げて来日ということで。
グゴゴゴゴ・・・とノイズのようなグリッチ音を出しつつ徐々にボルテージを上げながら4つ打ちが繰り広げられていたのだけれど、まずなんというか暗い!そしてアンビエントテイスト強めなのか、4つ打ちでも全然躍らせる気ナッシングで逆に凄い!確かにドリーミーな展開もあったが、それと同時にあまりビート感覚がなかったようにも思う。フロアも徐々に動きが無くなってきて心中を察したw そりゃみんな思うよな、こりゃ一体・・・?ってな感じに。そういえばR.I.Pはコンセプチュアルなアルバムでまるで走馬灯のような印象を持ったアルバムだったが、それをライブで表現しようとしてるのかな?と思ったり。ただひたすら怪気炎を上げている、そんなプレイだった。



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次はアレック皇帝ことアレック・エンパイアです!!今更説明不要ですがデジタルハードコアユニットAtari teenage riotのアレックがDJセットで来日!!ATR以外でソロで単身来日したのは恐らく2007年のインストアライブ以来だから6年振りぐらいになるんじゃないかと。(うろ覚え・・・)
どんな感じのセットなのかと思ったら以外にもレイブ色強くてEDMなセットでちょっとビックリしたw この人めっちゃ踊らせる気まんまんやん!っていう。プレイの合間にもCome on,Tokyo!!!! Make some fuckin' noise!!!!!とアジテートしててああ、やっぱりいつも通りな感じで微笑ましくなったw
あのさぁ・・・アレックの着ているピチピチのラバースーツっていうかフェイクレザーみたいなのは一体何なの・・・ boiler roomの時も着てたし。江頭率高くなるやろ!w とまぁ、それは置いといて。
途中にはもちろんアタリの曲もリミックスして繋いでましたね。「Activate!」や「Collapse of history」、アノニマスソニーにサイバー
をしかけたやつと日本の原発をPVの題材にして話題を振りまいた「Black Flags」など。
で、ですよ。会場にアタリのフラッグ持ち込んできた奴がいてw どうやってあの厳しいボディチェックをくぐり抜けて持ち込んだんだ??? それはそうとただ仰ぐのみならず、ややフロアにゆとりがあったのでその旗持の方が場内を回遊しててシュールだったw 
中盤ややぐだりかけたところでラスト20分ぐらいになってドラムンベースが鳴り響き漸くギアチェンジ。その後にはドリルンベース〜デジタルハードコアチックになって来ましたね。ミックスのBPMが早くなるとアレックの手さばきもドンドン早くなる!そして案の定最後に、例のアレが・・・

アックショーーン!!!

出、出たーwwwwwwクラブイベントなのにRevolution Actionかましちゃう奴wwwwwww

そうです。アタリの十八番であるRevolution Actionやっちゃったのです・・・w そうしたらやはりモッシュピットが発生www いいのかクラブミュージックのイベントでモッシュしちゃって!? いいんだよ!!(完全に勢いw)この単細胞共め!まぁ、自分も突っ込んで行ったけどな!
そうしてこの日一番の熱狂的な盛り上がりになったのでした。なんか腑に落ちないけどまぁいいか!次はアタリで新作出してフジのホワイトステージ辺りに来て欲しい所存。



あのWARPエイフェックス・ツインスクエアプッシャーと肩を並べる巨匠、マーク・ベルのソロユニットとなったLFOが四年振りに来日ということで。今回は本邦初公開となる巨大LEDスクリーンを引っ提げてプレイ!確か僕はLFOが決まった辺りでソナー行きを決心しましたね。ささっとセットチェンジした後、裏のLEDスクリーンが発色してΣヽ(`д´;)ノ うおおおお!なりましたよw 去年見たスクエアプッシャーのスクリーンとも引けをとらないとも思うし。ポケモンフラッシュの如く多彩な色彩が画面を縦横無尽に映されていく様は圧巻としか言い様がないですw恐らく視認出来るスピードも超えているとも思う。 で、実際のプレイはどうだったかというと、もうLFOのオラオラ無双の一言に尽きる。正味一時間のプレイで、そしてアルバムよりBPM早めでノンストップで駆け抜けていったような感じがします・・・w ブリープテクノとは言うものの、矢次に電子音とぶっといビートがフロアに飛び交ってもうどうしようもないぐらい体を動かされました・・・w ここまでオラオラやられると音の暴力と言っても差支えは無いでしょう。スタートから30分過ぎたところに皆さんお待ちかねの「Sheath」からFreakをミックスして来ましたね。これもライブでは重低音がまして凶悪な感じになってましたw ところでこの曲、ギャスパー・ノエ監督の「エンター・ザ・ボイド」という映画のOPに使われているのです。それがあまりにもかっこいいので貼って置きますよ。

そうして何曲かプレイされた後に画面にはデカデカとLFOの文字が!

LFOLFOLFOやってる!
いやまぁ、そのまんまですけども!wこないだリマスター再発された1stの「Frequencies」に収録されてる曲ですが、ここで会場どっと大盛り上がり。そりゃ湧かせられるわ!そんなフロアを狂乱の渦に巻き込みながらもプレイは終了。とても凄いものを見させられたし、LFO恐るべしって感じですな・・・!

  • Sherwood & Pinch

UKベースミュージックの始祖であり「キングオブダブ」とも形容されたりし、かのナインインチネイルズを送り出した巨匠Adrian Sherwoodと、昨今大爆発したダブステップというジャンルの騎手でありエースでもあるPinchが世代の壁を乗り越えて初共演ということで。そしてこの日のライブが世界初であると。
二人が現れてプレイを始めたのですが、とにかく重低音が凄まじい!柱や壁に寄りかかっても明らかに振動が伝わっているのがわかる。これが本場のUKダブなのかと思い知った次第。これでもサブウーファー等のサウンドシステムが追加されてるわけでは無いので、ガチだとどんな風になるのかと思ってゾッとした・・・w フロアにはただただぶっといベースのハーフステップが鳴り響く中、ゴリゴリ感溢れるビートが鳴り響ていた。これでみんな体を揺らして踊ってるんだからスゲェな、と。途中にはエイドリアンの最新作の「Survival & Resistance」の曲もミックスされてましたね。あと謎の日本語もサンプリングされていた・・・あれは一体・・・ 
ステージの二人の機材も対照的でPinchがラップトップのデジタルな感じに対し、エイドリアン御大はアナログ機材で統一してるところになんとも時代を感じましたな。それとエイドリアン御大、老眼鏡をかけてたような・・・? 老眼鏡DJとかパネぇな?w 確か45〜50分ぐらいでプレイは終わったと思う。UKダブステップ及び、UKベースミュージックのオリジネーターの意地をまじまじと見せつけられた感じのショウでした。

本当ならこの後Boys Noiseも見るはずだったのですが、疲労がピークに達したので断念して帰宅(苦笑 来年もやるような方向らしいのでまた足を運びたいですねー!また春に会いましょー!