Let there be doom mix Vol.5

明けましておめでとうございます!今年もドゥームよろしくお願いします! まぁ、ゆるっとやっていきますがねw 

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最近になってinstagramからジャケ画像を転載できるようになったのでそれっぽいやつを。以下曲目。曲名、アーティスト名、アルバム名の順。

  • 1.Hecatomb - Locrian & Christoph Heemann from 「Locrian & Christoph Heemann」
  • 2.Bruce Lee - Indian Handcrafts from 「Civil disobedience for losers」
  • 3.Grim Eloquence - Evoken from 「Atra Mors」
  • 4.Ideath - Admiral Sir Cloudesley Shovell From 「Don't hear it... Fear it!」
  • 5.Echo - Chelsea Wolfe from 「Prayer For The Unborn」
  • 7.Mindomine - Ufomammut from 「ORO: Opus Primum」
  • 8.Adrift In You - Wear Your Wounds from 「Wear Your Wounds & Revelator Split」
  • 9.Altruist - Atriarch from 「Ritual Of Passing」
  • 10.At the Well - Neurosis from 「Honor found in decay」

#1はシカゴのエクスペリメンタル・ポストドゥームLocrianと、元H.N.A.S.の活動でも知られる前衛音楽奏者Christoph Heemannのコラボ作。12弦アコースティックギターに導かれつつ、波打つようなドラムと幾層ものテクスチャーを重ねたドローンサウンドが印象的な一曲。
#2はカナダの二人組ガレージ・ストーナーバンドIndian Handcraftsのデビュー作から。プロデューサー&エンジニアには近年のMelvinsのサウンドに欠かせないトシ・カサイさん。ゲストにはデイル・クローヴァー(Melvins)や、コーディ・ウィリーズ(Melvins,Big buiness)も参加という鉄壁の布陣。メンバー二人だけとは思えないほど爆裂ガレージ・ロックが炸裂していてなかなかかっこいいです。要所要所のサバスライクな酩酊リフ&フレーズが織り込まれているのもポイント。
#3はアメリカはニュージャージー州のフューネラルドゥームバンド Evokenの5thから。自分の8Tracksにフューネラルドゥーム系をチョイスしたのは初めてかな。今作ではなんとも大胆にキーボードが主張して大分聴きやすくなった印象。あくまで旧作と比較して。他にもSEやらクリーン?ヴォーカルもフューチュアしていたり。もはや神々しくも感じられる一曲。
#4はイギリスのヘヴィー・ストーナーバンドdmiral Sir Cloudesley Shovellの1stフルアルバムから。リリースは同じくイギリスのRise above(Cathedralの総帥、リー・ドリアンのレーベル)から。よくもまぁリーはこんなかっこいいバンド見つけてくるなぁ・・・もうちょっと早く聴いていれば去年のベストにチョイスしていたかも。荒っぽいヘヴィロックながらもメタル色は薄めで70sヘヴィロックに近い印象が。Borisの「あくまのうた」「Heavy rocks(2002)」や、Church of miseryの「Houses of the unholy」辺りが好きな人にもオススメ。
#5は先日の来日も記憶に新しいゴシックフォーククイーン、Chelsea wolfeがかのUKアナーコ・パンクのRudimentary peniをカヴァーしたEPから。アコギ一本で演奏しているとはいえ、随分とダークかつドゥーム的にすら感じられる一曲。本人曰く特別影響を受けたわけでなくたまたま昔のルームメイトが聴いているから気に入ったとのことですが、それなりに影響は受けているのかなぁ思います。因みにこのEP、5曲で11分程度しかないのでCDよりもLPを買ったほうがいいと思います。どちらも限定500枚でLPはDLコード無し。
#6は名古屋のキング・オブ・ストーナーEternal ElysiumのEPから。大日本プロレス所属の石川晋也選手の入場曲のために作られたこの曲。前半は勇壮なアップテンポな感じで入場曲にピッタリ。後半はズシンとテンポを落としてストーナー感満載でグレイトな一曲。
#7はイタリアのスペース・スラッジ・ドゥームUfomammutのORO二部作後編の締めの一曲から。相変わらずElecric wizardとMogwaiの頭の悪いところを合体させたサウンドは健在。特に中盤のこれまで積み上げたドラマ性を全て粉砕するが如く圧殺リフの嵐に思わず頭が揺り動きます。
#8はかのConvergeのヴォーカリストJacob Bannonによるソロ名義ユニット、Wer your woundsから。ハードコアとは別に、元々ニューウェーブパンク/ポスト・パンクを聴いて育ったという彼。ソロ音源にもそれが色濃く反映していて、スミス、キリング・ジョークスワンズなどの影響がちらほら。Bandcampでも買えますよ。
#9はオレゴン州ポートランドのブラッケンドホラー”デスロック”ドゥームAtriarchの2ndから。ドゥームという以前にデスロック(ゴシックロックの別名に近い)の影響があるこのバンド。オーセンティックなドゥームリフにオカルトチックなヴォーカルスタイルと雰囲気が持ち味。ドゥームに退廃的空気を持ち込んでいても、ゴシック・メタルやゴシック・ドゥームとなりえてないのがまた妙なところ。AlaricやPinkish blackもそうですがこういう系統のバンドが流行っていくのかなぁ、と思ったり思わなかったり。
#10は言わずもがなNeurosisの最新作Honor found in decayから。個人的には前作とくらべてアルバム全体にあまり勢いを感じられなかったので評価を下げたのですが、点で聴くとなかなか粒ぞろい・・・かもと思ったわけで。中でも一番ピンときたこの曲を締めのナンバーに。