ザ・レイド

インドネシアから世界最強格闘術「シラット」上陸!!

鳴り物入りで話題の今作を見てきましたよっと。

  • あらすじ

インドネシアにそびえ立つ30階の高層ビル(でも見た目廃ビル)。そこは現地の麻薬王が支配していた。そのビルにはありとあらゆる種類の悪人が住み着き、警察ですら手が出せないでいた。そこに現れたのが新人警官ラマ(主人公)と巡査部長を含む20人のSWATチーム。長年の悲願であった麻薬王を逮捕すべく、ビルへ奇襲作戦を決行することに。なんとか見張りをしていた下っ端のギャングを始末し、潜入に成功。強力な右腕(中でもマッド・ドッグというキャラが物凄く強い!)とともに潜伏していると思われる15階を目指すことに。各階を制圧し登っていったが、途中で見張りの一人に見つかってしまう。するとそこに現れたのが麻薬王の仕える大量のギャングたち。一人、また一人と殺されていき、外で待機していたSWAT隊員もスナイパーなどに始末され、ビル内の隊員は外部との連絡が閉ざされてしまう。その時巡査部長から思いもよらない一言が発せられる。「この作戦は独断で決行したもので、応援は来ない・・・」と。そこにまたギャングたちが強襲し、隊員の半数が殺されてしまう。なんとか命からがらビルの一室に逃げ込んだ一行。しかし、チームは散り散りになり、手負いの仲間を含むラマのグループと巡査部長を含むグループの2つに分断されてしまう。ラマたちはなんとしてでも麻薬王を捕らえ、ビルから脱出を試みるのだが――。

  • 感想

ザ・レイドやべぇ!シラットすげぇ!命が安い!
この一言に尽きるw
まず何にせよ、敵も味方も死に過ぎやられすぎというね。みんな重火器持ち合わせてるのに、映画の大半は肉弾戦というw
でアレです、シラットです。またの名をプンチャック・シラット。インドネシアを中心とする文化圏で発祥し、1000年以上の歴史を持つとも言われている伝統的な格闘術だそうで。近年では殺傷力を高めた近代シラットが欧米や日本の軍隊・特殊部隊・警察などでも取り入れられているそうです。
なんというかシラットはとにかく早い!主人公のラマが昔のジェット・リーのようなムーブながらも足技を多用し、踊るように敵を蹴散らしていく様は圧巻の一言。というかあるシーンで無防備な主人公が鉈などを持って武装したギャングたちと戦うところがあるのですが、素手なのに全く劣っておらず一人ずつ対処していてこの人やべぇなとw この映画では、実際の武道家が出演&格闘シーンの演出をしていまして。ラマ役のイコ・ウワイス氏も元シラットのチャンピオンだそうですし。中でもジャカ(ジョー・タスリム氏:柔道家)とマッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン:マーシャルアーツのインストラクター)の対決シーンでは骨の一本や二本が折れても可笑しくないぐらい熱い!実際に両陣の動きが映えるよう、事前に演出していてとても凄い映像に仕上がっていたかと思います。
文章で何を書いてもいまいち伝わりにくいと思うで、映画のワンシーンをyoutubeから引っ張って貼っておきます。是非劇場ご覧あれ!