ディクテーター(独裁者) 身元不明でニューヨーク

※この文章は故金正日同志を偲んで書いています(嘘)

今世界でもっとも危険なコメディアンのサシャ・バロン・コーエンがニューヨークに現れた!今度は某国の独裁者様だ!!! 今回は「ボラット」「ブルーノ」のようなうそんこドキュメンタリーではなくて、普通に風刺の強い映画作品ですね。

Q.この映画どんな映画?

A.窓を開けると猛スピードで画面に(無修正)チンコが突っ込んでくる。マジ。

  • あらすじ

北の某国・・・では無く北アフリカのワディヤ共和国(架空の国)。この国の頭クルクルパーで危険な独裁者様のアラディーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は好き放題遊んだり、セレブ女優(ミーガン・フォックスカメオ出演!)&俳優(ノンクレジットでまさかのあの人が!)を呼んでオイタしたり人生をエンジョイしきっていた。
当然のことながらやはり核兵器を開発していた。もちろん建前上は核の平和利用(必死に笑いを堪える)ということでw
そんなある日、核開発についてきちんとサミットで説明しないと空爆を含む制裁を行うぞ!と国連からお達しが。
しゃーねーな・・・と思いつつアラディーンは国家一団を連れニューヨークへ。
華々しく観光気分でパレードしにきた将軍に待ち受けていたのは、とんでもない試練だった!!

ボディガードだと思って帯同していた現地のSPに突如拉致され、トレードマークであるボーボーなヒゲを丸々剃られてしまったのだ!なんとか逃げ出したものの、ただの身元不明なアラブ人になってしまったアラディーン将軍。
国連総会では、念のため用意していた地元で将軍にクリソツな影武者(びっくりするぐらいバカw)が代わりに演説していた。
あろうことか影武者は、ワディヤを独裁国家から民主国家に生まれ変わると宣言してしまった!それの糸を引いていたのはどうやら側近のタミールであった。それに、各国の複数の黒幕と裏取引しているらしい。
行き場を亡くした将軍様の運命は如何に――。

  • 感想

うわ、このネタひでぇwww

でも面白いwww
この人の過去の出演作を見た人はわかると思うんですが、ホント笑いのネタがえげつないw
下ネタ、人種差別ネタ、世相・社会批判ネタ、障害者差別ネタ、宗教差別ねたなどなど、ホント際どいものばかりなんですがそれらをひっくるめて全方位批評となっているのですよ。
とはいえ、結構ドギツいネタばかりなので琴線に触れない人にはキツイかも・・・w
ところで、劇中に出てくる腋毛のあの人、本当に腋毛伸ばしたらしい!スゲェ・・・w
個人的には将軍様初めてのオナニー、観光ヘリの会話シーンはクソ笑ったw オナニーシーンに出てくる例の〇〇は許可とったんだろうか苦笑
そうそう、劇中に将軍がとあるwiiのソフトで遊んでるのですが、あれは本当に任天堂が関わっているのかな?だとしたらやばいw
サシャ・バロン・コーエンユダヤ系イギリス人なのですが、ユダヤ系だからこそユダヤ人を客観的に(時に苛烈な)批評が出来るんだなぁ、としみじみ思いましたよ。あとはまぁ、個人的によく思ってなかったジェンダーフリー思想を軽くディスってたのが良かったな。
最近だと宇宙人ポールとかもそうだったんですけど、外から見たアメリカがまた浮き彫りになっていて批評に繋がってるんだなぁ、と。
将軍の行動の癖で首を指でヒュンヒュンするんが最近ツボって真似してたりします。
とりあえず劇場で大笑いしたい人は是非!
見ない奴は全員死刑!(ヒュンヒュン