プロメテウス

(実質的な)新エイリアン・ユニバース最新作にして、夏のAAAブロックバスター映画パート3!

※プロメテウスを観る前に必ずエイリアン1を見ましょう。
いやぁ、リドリー・スコット監督何も変わってないw 映像は新しいものの、ノリは初代エイリアンと同じ80’ホラーまんまwww 当たり前の如くフラグが立っては地雷を踏むパターンw 良かれと思ったことが裏目に出る感じですね。

  • あらすじ

スコットランドを含む世界各地で同様の絵が書かれた壁画が発掘された。(スコットランドでの壁画が他のものより最古だった)その壁画には5つの星とそれを指さす巨人が描かれており、その星はある銀河系の惑星の位置を示したものだった。考古学者のエリザベス・ショウ博士(ノオミ・ラパス)は、それが人類の創造主=エンジニアであり、我々人類を導いていると確信。
ウェイランド社(エイリアン1で後のウェイランド・ユタニ社として出てくる)は一兆ドルを投じてプロメテウス号(船員にはもちろん黒人とアンドロイドも)を製造し、ショウ博士、ウェイランド社社主の娘のヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)、アンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)を含む17人のチームが衛星LV223へと派遣された。
そこで彼らは生物が存在しないと思われた惑星に、謎のドーム状の遺跡のような建造物を発見する。早速遺跡の内部に入り内部をくまなくマッピングする装置をしかけ、調査を開始する。
あらゆる言語に精通しているデヴィッドはなにげなく壁画に描かれた文字を解読しなぞってみると、突如エンジニアのホログラムを再生することに成功する。そのエンジニアのホログラムが走り去った所へ導かれるように暗室へと向かった調査チームは、そこで保存状態の良いエンジニアの頭部を発見するとともに、奇怪な光景を目にしたのだった。
巨大な人間の頭部を模した石像に、無数に並べられた謎の壺、状態が常に変化する壁画など。
船長から磁気嵐の警告を受けた調査チームはエンジニアの頭部を持ち帰り帰還する。(しかしデヴィッドはこっそり壺を回収していた)
頭部のDNAを検査すると博士は驚愕することとなる。人間のDNAと配列が一致したのだ。一方、まだ遺跡から帰還していないメンバーがいることを船長が知り、翌日船長を含むメンバーは遺跡を再調査するが、そこで一同は悪夢のような体験をすることとなる――。

  • 感想

宣伝コピーに「人類の起源」と大風呂敷を広げた感がありますが、実際にはエイリアン1のプリークエル的な位置づけの作品であるので、エイリアン1をそれなりに知ってないと類似点に気付かないので楽しめないような気がします。個人的にはまたHRギーガーの造形美が見られるだけでも嬉しいのですがw
ウェイランド社から始まり、ノストロモ号に酷似したプロメテウス号のフロント、遺跡内部にあるエンジニアの宇宙船外形、暗室の壺の並び方、今回の目玉の例のスペースジョッキー、デヴィッドの末路、壁に写っている例の壁画、エンジニアの頭部解剖シーン、煙草をとうとう宇宙船のみならず宇宙服のヘルメット内部でも吸うようになった(マリファナ説が有力)、など既視感があるシーンが目白押し!ラストの〇〇を襲う〇〇の形状と、〇〇によって誕生した次回作の布石となるプロト〇〇も忘れてはなりませぬ。
結構賛否がわかれているようですが、そんなプロットがおかしいなど野暮なことは言ってはいけませぬ。いつものリドリー節なので後付で設定が変わったりすることはよくあることです(棒
重ねて言いますがエイリアン1は必ず見ておきましょう。