FREEDOMMUNE A NEW ZERO 2012(東日本大震災復興支援イベント)

8/19に感想書いてる(白目

去年が当日に豪雨で中止になってから一年経って、再度開催となった今回のFREEDOMMUNEに行って来ました。

やくしまるえつこ「YAKUSHIMARU BODY HACK」(遠方からの生体データ中継)→ TACO(山崎春美佐藤薫JOJO広重)→ 非常階段 → MERZOW → 不失者 → 小室哲哉(途中まで) → 大友良英(途中から) → Manuel Göttsching(寝落ちしたため途中から)

こんな感じで見ていたかなぁ、と。

遠方からの中継で夏目漱石の作品を読み上げるやくしまる氏の映像がヴィジョンに映し出されていた。それにプラス、dommune代表の宇川直宏氏?によるoptron(蛍光灯を改造したようなやつ)を用いた即行ノイズも映像で繰り広げられていた。最後に「FREEDOMMUNE A NEW ZERO 2012始まるよ。ついて来て。」と幕を締められたので、「お、おう」と思った。(小並感

  • TACO

なんだかよくわからない寸劇?を経て演奏開始。自分はこのバンドについてあまり良く知らないのだけれど、絶妙に緩いニューウェーブ感があって楽しかった。ところであのロリータファッションで固めてた方、鎖帷子(くさりかたびら)レイコっていう方だそうで。

  • 非常階段

大箱の幕張メッセでノイズ!!これはすごい!サウンドチェックの時点でJUNKOさんが絶叫しててやる気満々や!と思って望んだら本編はエラいことになっていたwww
荒れ狂うJOJOさんのギターにインキャパシタンツの美川さんの耳によろしくないノイズ、元SUBVERT BLAZEの超絶技巧ドラマーの岡野氏によるリズムを無視した怒涛のドラミング!!それに加え前途のJUNKOさんのスクリーム!た、楽しい・・・とその場にいた時思ったw何故かモッシュピットも発生していたけど、暴れつつも皆笑顔だったのが印象的だった。更にステージにはあのもんじゅくんが登場!www

もんじゅ階段!!!!
なんだぁこれは・・・たまげたなあ・・・
ともあれ貴重な経験ができてよかったw

幾何学型の柵みたいなステージにMERZBOWこと秋田昌美登場。淡々とステージに現れて淡々とセッティングし淡々と演奏していた・・・w もちろん強烈なハーシュノイズを。完全ヴィーガン(動物愛護を主軸とした菜食主義)であることは知られていると思うけど、そういうのは音楽に対する姿勢にも表れるのかなぁ、と思った次第。THIS IS ストイック。

  • 不失者

幕張の大きなステージで灰野さんが!!!!

想像したよりアンプの数は控えめで音量はそこまで大きくはなかったかな。(非常階段もMERZBOWもそうだった)今回はベースに元ゆらゆら帝国亀川千代(前髪ぱっつんストレートが二人目w)と、ドラマーには高円寺を拠点に活動しているノイズ・グラインドのSete star septのKiyasu氏を迎えた編成。不失者に限らず灰野さん全般の活動でもそうだが、とにかく間を重視した音作りだと思う。例えるなら一触即発の居合い抜きのような感じ。微妙にインプロとも違っていて、次はどう出る?っていうのが既に打ち合わせた上で、一定の緊張感が保たれているとも思う。それに、それぞれ別のリズムを刻みながらもギリギリのところでアンサンブルを保っているとも感じる。灰野さんのスクリーム、ノイズギター、ブルースギター、声をループさせての演奏(こないだのアッティラみたいな)など、完全にここは高円寺だ!と言わんばかりの空気感に支配されていた。

世界のTKだー(棒読み
スゲェ、キーボードの要塞に囲まれてるw今時恥ずかしいぐらいにわかりやすい4つ打ちに加え、かつての名曲ヒットパレードwww うおー、Get wildだwwwwwwとかまぁ大ネタを最初の方で聞けたのですぐ移動したw

そしてこちらは世界のO-TOMO。
FREEDOMMUNEに出演したノイジシャン(音楽家の側面も含む)の中で、行政機関から芸術選奨文部大臣賞を受賞したのは大友さんだけ!
この日はいつものターンテーブルを用いたセット。というものの普通のDJと同じ事をするわけでもなく、ターンテーブルを叩く!叩く! 叩く!
さしずめ、ターンテーブルレイプ!野獣と化した大友良英!といわんばかりにタンテをシバイていたwww
普通のノイズよりも殴打音の方がインパクトあるし、生理的にもきついなと思った。

  • Manuel Göttsching

_人人人人人人人人人_
> 突然の寝落ち! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
いやぁ、七尾旅人見ずに寝てたら余裕で時間過ぎちゃったんですよね・・・(汗
今回は名盤「E2-E4」30周年であり、アフター3.11の日本に捧ぐ「E3-E11」というスペシャルセットを披露。という訳で途中から見てました。演奏前にはヴィジョンにE2-E4のジャケでもあるチェス盤が舞っていたそうな。演奏はというと、うん、よかった(小並感 
ええと、基本的にはアルバム通りにやっていたけど、会場ならではの音響で繰り広げられるミニマリズムは圧巻の一言。じわじわと繰り返される反復感と高揚感。CDで聴いても凄いけど、やっぱりテクノはライブありきだなーと思わされた。ゲッチング御大のギターも冴え渡っていたとも思う。それと、ヴィジョンに映し出される音の粒子が舞っているようなVJも良かった。これは311以降における魂の昇華と位置づけたいところ。

来年またあるかどうかまたわからないけど、続けて欲しいと思うし、そして震災復興イベントであることも忘れて行けないとも思う。
このブログをどれだけの人が見てるかわからないけど、ぼくは現地で募金しましたよ?英世二枚と小銭を幾らか。これでも普通のチケット代に比べても少ないしね。
こちらからでも募金できるので、会場で募金しそびれた人もそうでない人もやっておきましょう!