FUJI ROCK FESTIVAL '12 三日目

去年はモグワイとenvyとアタリのためだけに行きましたが、今年も行って来ました、苗場に。

LOSTAGE(チラ見) / CHTHONIC / toe(途中から) / 井上陽水(メシの後途中から) / JACK WHITE(途中まで) / EXPLOSIONS IN THE SKY(途中から) / REFUSED / AT THE DRIVE-IN / RADIOHEAD(ラスト一曲) /
DE DE MOUSE + Drumrolls(途中まで)

大まかな感想は最初からちゃんとみた3つだけでご容赦を・・・w
Lostageは出してる音は好きだがヴォーカルが苦手な感じだったので数分で退散。
ソニック後のtoeもクソ暑いなかポストロックを見る気にならんかったので即行持ち場に戻ってごろ寝。
そしてメシった後に見た井上陽水。ゆる〜いのりながらグリーンの空気を一変させる存在感は唯一無二。近くにいた外人は( ゜д゜)ポカーンとしてたがw 終盤の名曲ラッシュの、氷の世界→少年時代→夢の中へ、の流れは白眉もの。回りに居た人も自然と歌っていた。本当はFucked up見に行くかなーとも考えていて、でも暑くてダルいのでその場で陽水見てたのだけれど、今思えば正解だったかな。
そのままだるーっとしながら見てた元ホワイトストライプスのジャック・ホワイト。見た目以上にブルージーな音出す人だなーっと。この人、老けてもBUCK-TICKの櫻井さんみたいになるかなーと考えてたけど普通にキュアーのロバート・スミスみたいになりそう苦笑 ところでパワフルなドラミング(&乳揺れ)を見せていた人はAutoluxのカーラ嬢だったそうな。
次に漸くRefusedのために動き出すかーと思って途中から見た EXPLOSIONS IN THE SKY。トレモロリフだけならChthonicよりも上か。でも曲の判別が付きにくてあまり良い印象が得られなかった感じ。でも最後の曲の轟音パートは良かったかな。GY!BEみたいに組曲形式ならわかるのだが。
最後はDE DE MOUSE + Drumrollsを見た。人力ジャングルビート凄いなーと思ったけれど、あまりにも疲労感が凄まじくて聴いていたら頭痛くなったのでそうそうに退散・・・

  • CHTHONIC

人気急上昇中の台湾の紅一点親日ブラックメタルバンドがフジロックに参戦!流石に第一報を見たときはビックリしたけれどもw とはいえ12年前にも参戦してたんですね。元々そんなにCD持ってるバンドではないけど、49 Theurgy Chainsやった時は嬉しかったな。結構人も入っててサークルピットも出来ていた。とはいえ野郎が釘付けになっていたのは周知の通り、ベースのドリス嬢だと思うw 小柄なルックスが!太ももが!太もものガーターベルトが! ・・・はい。えーと。日本の琴奏者を交えて「Takao」をプレイしたりしてました。(大声でたーかーおーっと言われるとどうしても笑ってしまうw 歌詞はシリアスな感じなのだけれど。)何故かゲストとして元K-1の武藏が乱入してちょろっと歌って、大武蔵コールが起きてました。個人的には( ゚Д゚)ハァ??って感じだけれどw 最後の曲には告知通り元メガデスマーティ・フリードマンが参加してちょろっとギターソロ弾いてました。・・・呼ぶ意味あったか??? 最後にはこの模様が台湾の新聞にのるそうで記念撮影してました。  

  • REFUSED

今年に入ってまさかの再結成を果たしたスウェーデンの至宝ことリフューズド。ポスト・ハードコアの源流を作ったことでも知られているかな。メタリックなニュースクール・ハードコアを基調としつつも、そこにジャズやテクノやファンク等を導入し、正しくパンクの未来を示した98年作の超ウルトラ大名盤「The shape of punk to come」(持ってない人は今すぐ買うこと!!)を発表するもその年に突如解散・・・ それから14年が経過した後再結成との運びとなったのでした。コーチェラ・フェスティバルでも超盛り上がっていたけど、日本ではどうなんだろうかと見るまでは正直不安だった。だって日本盤も出てないんですよ?しかしそれは全くの杞憂となるのであったw
開演前からミニマル・ドローンノイズが垂れ流しっぱなしで、突如暗幕が降りた後ライトが照らされるとそこにはデカデカと「R E F U S E D」の透けて見えるように!
うおおおお!!!!

そして暗幕が降りた後超ライトに照らされながらショウはスタート。
やばwwwwwwwwwww

もうね、かっこいいヴォーカルがいるかっこいいバンドのかっこいいライブっていうw 一切ダサいところがなくて恐ろしい!!鉄壁の楽器隊及び、そして目に付くのはかっこいいヴォーカルことデニス・リクスゼン先輩の一挙手一投足。もう今年で40歳なのによく叫ぶ、それにとにかく動く動くw なんだかよくわからないムーブに加え、(飛んでるハエも掴めそうな勢い)上半身裸になったらファイティングポーズ決めてブルース・リーっぽかったりw めちゃめちゃかっこよくて女性陣なんて見てるだけで孕んでしまうレベルw 何をやっても絵になるって凄い・・・
そして驚きだったのはかなりの人が見に来ていたこと。こんなにも日本にはリフューズドファンがいるのか!と驚愕した!とてつもなくカオスなモッシュピットで、自分もめちゃくちゃにウィンドミルしてました(汗 この日一番の盛り上がりを見せた「New noise」(日本で冒頭の「Can I scream?」が聴ける日が来ようとは(泣)では直系10mの巨大サークルピットが出現。素晴らしい!!
この日のMCでは「バンド結成して来日まで20年かかっちゃって本当にゴメン!」(いえいえとんでもない!)、ラストのTannhäuserでは「More boredom! more fuckin'boredom!(まだまだ暴れたりないぞ!もっとだ!)」とさらにモッシュを則してましたね。
最後にはライブに手応えを感じたのかメンバーが集まって大団円。最初から最後までロックスター然としたハードコアバンドで在り続けていました(感慨ひとしお
ここはひとつこの文で締めたいかな。

REFUSED ARE NOT FUCKIN' DEAD!!

Refusedの強烈なパフォーマンスの後に見たAt the drive in。これまた再結成組。これに関しては単純にメンバーがまたやりたくなったからという理由だけらしい。
コーチェラではギターのオマーがヤル気ナッシングだしどうなのかなーと思ったら本当にそうだった・・・
しかしそれ以外はとても良かったですよ。
Tシャツもバックドロップも「Vaya」EPからなのでそれ中心なのかと思ったけれど、別にそういうわけでもなくArcarsenalから始まって誉れ高き名盤「Relationship of command」を中心とするセットでした。確か全13曲。スパルタ組は大安定だったし、ヴォーカルのセドリックはMars Volta同様平常運行だったし(ぴょんぴょん飛び跳ねたり、変なステップしたり、マイクスタンド張り倒したり、マイク振り回したり、スピーカー持ち上げたりするのはまぁ、よくあることw)。
ただ若干気になったのは、セドリックが意図してスクリームを避けていたことかなぁ。前途のArcarsenalのドゥウェーイ!って叫ぶ所をドゥウェーエーイって歌っていたり。それにライブ中しきりにマグカップで温かい飲み物飲んでたし。(というかステージ上でポット沸かしてたぞ(;´Д`))それほど喉のケアに気をつけているのかなとポジティブに捉えようとは思うけど。
そして例の「ドドドド童貞ちゃうわ!」の空耳でお馴染みのSleepwalk Capsulesではモッシュピット含め、その部分ではホワイトステージが一体となっていたように思いましたよ。ラストは超名曲のOne armed scissorで締め。やはりモッシュピットは大変なことになっていたw しかしアンコールは無し・・・(噂では裏のレディへの混雑回避のため早めにきりあげたらしい?) 再結成ATDIに関しての低評価によくオマーのやる気の無さが槍玉に上がりますが、重ねて言うけどそれ以外は良かったと思いますよ。いや本当に。だって次いつ見れるかわからんし。(それはRefusedも同様)

フジロックにおいても、メタル・ハードコア勢も一定の需要があると思うので懲りずにまた呼んでほしいですね!