Fear factory 〜The Japan industrialist tour 2012〜 @渋谷クラブクアトロ

インダストリアルメタルの雄こと、Fear factoryが久々の単独公演!! 前回がデジモータルの時だから約10年振りぐらい?随分と待たされた・・・(来日としてはMetallicaのサポートに付いていたため二年振り)
ゲストにはポーランドより悲哀を乗り越えて復活したDecapitatedが参戦!!

個人的にFear factory(以下フィアファク)には強い思い入れが幾らか有りまして。幼少期というか兄の影響でリアル小学生頃から聴いてきた(or聴かされてきた)バンドなのでして。特に2nd,3rd辺りの曲はもう自然とイメージ出来るレベルなのですwある意味で自分の音楽趣向を決定づけたバンドと言えなくもないかもしれない。そんな前置きはさておき苦笑、感想をぐだぐだと。

  • Decapitated


仕事が終わってから駆けつけたので最後の二、三曲しか見られなかった(´・ω・`)
このバンドはご存知の通り、交通事故でメンバーを亡くしてしまいまして。重症を負ったメンバーも病状が回復後、音楽から退いてしまったメンバーいて。そんな中また新たに再結成したライブはどうだったかというと、これがまたなかなか良かった。演奏はタイトそのものだし、新ヴォーカルはかのクリス・バーンズに似て、ドレッドヘアの野獣系で見た目良しグロウル良し。
最新作はまだチェックしてないけど、あとで買おうかなと思わせるほどスラッシーな曲だったし。締めはnihilityに収録されている"Spheres of madness"でした。この曲はミッドテンポながら最近でいうDjentの走りのような感じで。このバンドのテクニカルさの側面を表しているとも思う。今度はキチッと最初から見たいなぁ。

  • Fear factory

そんなこんなで長年待ち続けたフィアファクであるよ!

転換中のセッティングを見てアンプの姿が見当たらないので、あれっアンプ無しでPA直挿しなのかーと思ったり。まぁ、SEとかいろいろ流すしなぁ。
そんなことを思いつつ目下最新作のthe industrialistの勇壮なオープニングからタイトルトラックの"The industrialist"でショウはスタート。
メンバーが続々と登場する中、あれは・・・ディーノ・・・いや

マツコ・デラックスだ!

いや似てるでしょう!ゼッタイ似てるって!
えーと、それはさておき。そんなマツコ似のディーノ・カザレス男爵は噂通り巨大でして(;´Д`) でも高速シュレッドは未だ健在でしたね。太ってるのもありますが、その分腕の筋肉も凄いんですよ。
それと我らがバートン・C・ベル。今で言うメタルコア御用達のスタイルである、ヴァースで叫んでコーラスでメロディを歌うスタイルを最初?に確立させたこの人。スクリームは気迫がありましたが、クリーンパートはやっぱり怪しかった(苦笑 昔からそうだし仕方ないか・・・w(powershifterが特に怪しかった)

あと、ベースの人が元キマイラの人に変わってましたね。ロードランナーユナイテッドのDVDで「おれはギターソロが弾けないんだよ(笑)」とかなんとか言ってた人。そつなくこなしてました。
バスドラユニゾンリフを最初にやりだしたのってフィアファクだと昔からずっと思ってるのですが、Descentの時の「ズーン」という重低音は貫禄の一言。

一応セットリストリンクも貼っときます。
ディーノ在籍時を中心に据えたセットだったかな。やっぱり2nd〜3rdの曲は否応がなしに体が反応しちゃう(ビクンビクン
ぼくはライブ中殆どモッシュピットで転がっててもみくちゃになってましたがw
edgecrusher辺りはニューメタル全盛期の頃を思い出して懐かしくなったり。印象が薄かったデジモータルの曲もライブだと意外と悪くなかったと思う。個人的にハイライトだったのが1stの一曲目のMartyrかなぁ。もう20年前の曲なんだけどキレキレで半端無かった。一応再録版のつべでも。

んで、ラストは名盤2ndから四連発ですよ!
毎度お馴染み、イントロのバスドラから冷たくマシーナリービートを紡ぐ"demanufacture"、ヴァースとコーラスの転換・対比があまりにも有名な"self bias resistor"、イントロリフが特徴的かつ、サビがニューウェーブ・パンク風でもある"replica"、そしてラストはフィアファクがインダストリアルメタルたらしめていると思う佳曲"zero signal"で締め!
うはー、いつも脳内再生されてた楽曲群www この辺は完全に童心に返って楽しんでた記憶w いやぁ・・・個人的になんだけどself bias resistorは我が人生で五本の指に入る程度に好きなんですよ・・・

これで人生の何パーセントかは補完できたかな。このバンドに限っていえば飽きることはないと思うし、毎年来てくれても構わないし、うん、来てw