post human≒new flesh MIX
先日リリースされた元godflesh,jesuの鬼才ジャスティン・K・ブロードリック初の個人名義プロジェクト、JK FLESHが素晴らしいです。全インダストリアル・メタルファンはもちろんのこと、ポスト・ダブステップファンも控えめに言って聴いたほうがいいです。
その新作に触発されて、インダストリアル/ポスト・ダブステップミックスを作りました。インダストリアル・メタルのリミックスもいろいろ入れてます。
以下曲順。
- 1.Idle Hands - JK Flesh from 「Posthuman」
- 2.Burn In Hell - [Error] from 「Error EP」
- 3.New Breed (Revolutionary Designed Mix) - Fear Factory from 「Demanufacture(Japan bonus)」
- 4.R.F.I.D. - Cloaks from 「Versus Grain」
- 5.Democracy [Nine Inch Nails Remix] - Killing Joke from 「Absolute Dissent [Deluxe Edition]」
- 6.Consume - The Commissioner from 「What Is Commissiner?」
- 7.Superbeast (Girl On A Motercycle Mix) - Rob Zombie 「End Of Days OST」
- 8.Messiah Dub - Godflesh from 「Messiah」
- 9.Mud- - Dead Fader from 「Corrupt My Examiner」
#1は先述に書いたとおり。必聴。この一曲のために買っても損は無いです。
#2はバッド・レリジョンのギタリストにしてエピタフ・レコードの社長、ブレッド・ガーヴィッツ氏がnine inch nailsのトレント・レズナーの右腕として知られる(最近だと良き相棒)アティカス・ロスとカオティック・コアバンドdillinger escape planのヴォーカルを務めるグレッグ・プシアートの三人で組んだプロジェクト。一枚アルバムを出す予定だったが頓挫。またやらないかなぁ・・・
#3はご存知「フィアファク」のリミックス。来月の新作楽しみ。
#4は#1の海外リリース元の3BY3を運営しているクロークス自身のリリース。どう聴いてもインダストリアル・ノイズっぽいんですが、当の本人はダブ・ステップフィールドで鳴らしている音と主張。これは興味深い。ジェームス・ブレイクやスクリレックスなどメジャー感ある音に対して、burialと同じく徹底してアンダーグラウンドな姿勢を保っていて好感が持てます。
#5はUKポストパンク〜ニューウェーブ/インダストリアルの雄、killing jokeが2010年にリリースしたアルバム「Absolute Dissent」のデラックス版のボーナスでに収録されているトリビュートカヴァー集から。バンド自身が丁度インダストリアルメタル路線にシフトした頃の曲をNINのトレント・レズナーがリミックス。久しぶり聴いてて懐かしくなりましたw これもまた時代の一ページ。
#6はデスコアバンドの代表格、スーサイド・サイレンスのミッチ・ラッカーが新進気鋭のダブ・ステッパーbig chocolateのキャメロン・アルゴンと組んだプロジェクト。音のほうは正しくダブ・ステップmeetsデスメタルという感じで、ポップネスとブルータル感が共存していてなんとも不思議な感じ。
#7はロブ・ゾンビの「hellbilly deluxe」に収録されているスーパービーストを元nine inch nailsのチャーリークロウザーがリミックス(最近では映画のスコアもやってる。sawやunder worldなど。)ぼくは原曲よりこっちが好きです。
#8はゴッドフレッシュが2003年に未発表音源としてリリースした「Messiah」のセルフリミックス。これがあってクロークスや後述のデッド・フェーダーがある。両者とも影響を公言してるし。とりわけ日本ではゴッドフレッシュの評価が低いような気がするのですが、どうしてでしょうね?同時期にデビューしたバンドに比べ派手さにかけるから? そんな事言わずに聴いて欲しいよホントに(泣
#9はクロークスの3BY3からリリースされてるUKのユニット。現地では「メタルステップ」なんて呼ばれ方もしてるみたいです。ダブ・ステップを軸にひたすらエレクトロなノイズとビートをぶち込んだすごく新感覚なサウンド。これが新世代のインダストリアル勢か!? ダブ・ステップ版ナイン・インチ・ネイルズと評している方もいて言い得て妙。