NAILS / PALM Japan tour 2012

元carry on,元terrorのトッド・ジョーンズが始めたパワーヴァイオレス・グラインドバンド、nailsの来日公演に行って来ました。以下出演順。

NAILS/PALM/INFERNAL REVULSION/COHOL/INSIDE/DEAD SOULS

全公演を日本のpalmが帯同する形となっているのですがどのサポートアクトもかっこ良かったです。特にcoholの場の空気を一変させる、激情コアミーツブラックメタルな世界観に圧倒されました。でメイン2バンドについては別行で。

 palmを初めて見たのはconvergeが出演したdeathwish showcase以来なので三年ぶりぐらいかな? しばらく見ない間にスゴくヤバくなっていた。演奏されていた殆どが今夏リリース予定の新作からプレイされていましたが、もうやばいのなんの。メタリック・ハードコア×スラッジコア・70sロックフレイヴァーなのは変わらずとも、リズム感とテンポの良い曲が占められていたと思う。これは期待できそう。そして最後にalliance traxからリリースされたDie Consciously, Live Consciously7"のholy outsidersをプレイしたとき、うっかり体が反応してしまってモッシュピットに突っ込んでしまった(汗 いや、本当によかったです、はい。

  • nails!

もうとにかくヴァイオレンス!の一言に尽きる。entombedに影響されたザラッとしたギターサウンドにブラストビートを折込みながら突進していく感じ。時折ミッドチューンもやっていましたがライブでは何倍もヘヴィーでした。印象的だったのは、ライブだと音源と違ってスクリームではなくグロウルを多用していたことかな。これはこれでよし。あと、ベースの方のルックスが危ないロシア人ぽくて気になったwそうそう、トッドの常に感謝の言葉を忘れないところにハードコアに身を置いてる人間らしさが現れていたと思う。気になったことというか、客層が普段グラインド系に慣れていないせいかショートチューンのノリがぎこちなかったことか。テンポを落としたナンバーではウィンドミルが多発していたけれど。

どちらも素晴らしいライブだったので、新作が出たらまた見たいなぁと思わせてくれるひと時でした。